長野県厚生連三才山病院は9月19日、同病院で指定療養介護事業所開設1年の報告会をおこなう。同病院は平成19年9月、長野県では初めて障害者自立支援法にもとづく障害福祉サービスの指定療養介護事業所として県指定を受け、10月1日から病床数20でスタートし、約1年を迎えた。
当院施設を利用できるのは18歳以上の筋ジストロフィー症または重症心身障害者で障害程度区分5以上、筋萎縮性側索硬化症で気管切開をおこなって人工呼吸器管理が必要な障害程度区分6以上の人。9月10日現在13人が入院しているという。
長野県内にはこうした障害を持つ人が300人程度いるといわれるが、県内施設ができるまでは他県の施設を頼らざるを得ず、県内での指定施設設置の要望が強かったという。
報告会には患者と家族、筋ジス協会、関連医療団体、行政関係者や三才山病院の全職員などが参加し、経過報告、院内見学、講演などをおこなう。