国際福祉機器展で介助犬のデモンストレーション
−JA共済 (9/24〜26)
「外で声をかけられると犬が急反転して危険なので、温かく見守ってほしい」という。 (左から)シェリー、川津亜紀さん、西沢陽一郎さん、ミドル JA共済連は9月24日〜26日の3日間、東京ビッグサイトで開かれている第35回国際福祉機器展H.C.R.2008に出展し、介助犬事業の紹介などをしている。24日には、介助犬が落し物を拾ったり靴を脱がしたりするデモンストレーションと、実際の介助犬使用者を招いての講演会を行った。 横浜在住の川津亜紀さんは1年半前に介助犬のシェリーと出会った。シェリーは2階で寝ている川...
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「外で声をかけられると犬が急反転して危険なので、温かく見守ってほしい」という。 (左から)シェリー、川津亜紀さん、西沢陽一郎さん、ミドル
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JA共済連は9月24日〜26日の3日間、東京ビッグサイトで開かれている第35回国際福祉機器展H.C.R.2008に出展し、介助犬事業の紹介などをしている。24日には、介助犬が落し物を拾ったり靴を脱がしたりするデモンストレーションと、実際の介助犬使用者を招いての講演会を行った。 横浜在住の川津亜紀さんは1年半前に介助犬のシェリーと出会った。シェリーは2階で寝ている川津さんへ1階の冷蔵庫から水を届けるとか、来客時のカギの開閉などをしてくれるという。また緊急時の対応もできるが、「シェリーが来てからはなぜか元気になってしまい、今のところ緊急事態は起きていない」と話し、「シェリー効果の一番は気持ちの変化」だという。 千葉在住の西沢陽一郎さんは今年の6月から介助犬のミドルと暮らし始めた。「車いすを引っ張ってくれたりして生活が楽になったが、それ以上に精神的に楽になれた」と、笑顔で話した。 目が不自由な人を助ける盲導犬は全国で1000頭以上認定されているが、手足が不自由な人を助ける介助犬は、全国で1万5000人の需要があるといわれているにもかかわらず、いまだ全国で42頭しか認定されていない。JA共済連では、交通事故などで障害を持った人を支援するため、平成15年から介助犬事業や育成への支援を始め、介助犬を題材にしたオリジナル絵本の読み聞かせやデモンストレーションなどを、全国的に行っている。7月20日からは通算3本目となるテレビCMを全国で放送している。 (関連記事) |
(2008.09.24)