石破農水相を本部長に事故米対策本部を設置
−農水省 (9/25)
「消費者と行政やメーカーの視点にはズレがある」と 語る石破農水相 三笠フーズなどの精米卸売業者などが事故米を不正に流通していた事件で、「失った信頼を回復し、さらに信頼を高めるきっかけにしたい」という石破茂農水相の指示により農水省は9月25日、事故米対策本部を設置し1回目の会合を開いた。同本部は本部長が石破農水相、本部長代理が石田祝稔、近藤基彦両副大臣で、構成員は事務次官や審議官、各局局長など。 石破農水相はあいさつで「スピード感を持って対応し、消費者の方々に納得してもらえる対策を講じたい」と対策本部...
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「消費者と行政やメーカーの視点にはズレがある」と 語る石破農水相
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三笠フーズなどの精米卸売業者などが事故米を不正に流通していた事件で、「失った信頼を回復し、さらに信頼を高めるきっかけにしたい」という石破茂農水相の指示により農水省は9月25日、事故米対策本部を設置し1回目の会合を開いた。同本部は本部長が石破農水相、本部長代理が石田祝稔、近藤基彦両副大臣で、構成員は事務次官や審議官、各局局長など。 石破農水相はあいさつで「スピード感を持って対応し、消費者の方々に納得してもらえる対策を講じたい」と対策本部設置の目的を語った。 事故米対策として、輸入検疫で問題の発覚した事故米は輸出国へ返送することや、現在政府が保管している事故米は単なる水ぬれなどを除いて全て焼却処分することなどが決まっているが、さらに今後の検討課題として▽流通や取引の検査体制の強化▽米の流通システムの見直し▽行政責任の明確化▽違反業者への罰則強化、などを決めた。 石破農水相はこれらの検討課題を「今週中に考えてほしい」と要請し、井出道雄事務次官は「早急に対応できるよう努力したい」と述べた。 次回会議は28日、全国の農政局からも関係者を呼んで開催する。 |
(2008.09.26)