農水省は、今年あらたに実施する地産地消給食メニューコンテストの作品を募集している。地産地消は地域農業の活性化や食料自給率の向上に役立つだけでなく、農産物の輸送距離を縮め輸送にともなう二酸化炭素排出量を削減できることから、地球温暖化防止にもつながるとして、農水省は地産地消運動を支援している。
表彰の対象とするのは「学校給食・社員食堂部門」と「外食・弁当部門」で、環境保全に対する理解の増進や食育の推進などにとり組みながら、地場農林水産物の食材利用に工夫をしているメニューを一般募集し、都道府県の推せん、審査委員会の選考を経て、すぐれた作品を表彰する。地場農林水産物は、主に地産地消メニューが提供される学校や食堂などが所在する都道府県内で生産された農林水産物で、地域生産者と連携し、継続的に入手できる食材を使っていることが条件。表彰件数と内訳は、▽農水大臣賞2件以内▽文科大臣賞1件(予定)▽農水省関係局庁長賞数件。
また、農水省などは表彰作品や都道府県から推せんされた作品を、さまざまなメディアを通じて普及することにしている。
募集期間は9月24日から10月17日まで。応募書類の提出先は、各都道府県の地産地消担当部署。詳細はhttp://www.maff.go.jp/j/press/