(社)農山漁村女性・生活活動支援協会は10月７日、平成20年度農山漁村いきいきシニア活動表彰の受賞者を発表し、９日に農水省講堂で授賞式を開いた。
　今年度の最優秀賞は農村地域部門がＪＡ中野市いきがい農業者の会（長野県中野市）と四つ葉サークル（山口県阿武郡阿武町）、山村・漁村地域部門は高知県漁業協同組合伊田支所女性部加工部（高知県幡多郡黒潮町）の３団体。
　ＪＡ中野市いきがい農業者の会は209人の会員全員が60歳以上の高齢者。農薬をなるべく使わない農産物生産をめざして平成11年に発足し、12年から学校給食への野菜供給に取り組むほか、現在市内７ヶ所に直売コーナーを設けて19年には年間３億4000万円を売り上げた。
　四つ葉サークルは、９年２月に４集落が集結して農事組合法人が設立されたのをきっかけに、女性や高齢者の働く場を作ろうと同年８月に組織した。農産物の加工や生産のほか、住みよい環境づくりや地域との交流を行うなどの活動が評価された。
　同賞は農山漁村で優れた活動をしている高齢者や団体を表彰し、高齢者を支援をする目的で平成８年に始まった。13回目となる今年は、日本全国から48点の応募があった。