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環境負荷の少ないシロアリ駆除システムを中国が採用

−ダウ・アグロサイエンス

セントリコン・ステーション     ダウ・アグロサイエンスは2008年8月、中国国家環境保護総局による国有資産保護プロジェクトとして、「セントリコン・シロアリ駆除システム」を使った第1段階のシロアリ防除を開始し、10万個のセントリコン・ステーションを防除対策地区の400か所に設置した。    同プロジェクトは世界銀行がすすめている、現行の環境負荷が高いシロアリ駆除や殺虫剤の代替品と利用を促進するもの。中国がダウ・アグロサイエンスのセントリコン・システムを採用したことで、世界初のプロジェクト実行となった。 ...

セントリコン・ステーション
セントリコン・ステーション

    ダウ・アグロサイエンスは2008年8月、中国国家環境保護総局による国有資産保護プロジェクトとして、「セントリコン・シロアリ駆除システム」を使った第1段階のシロアリ防除を開始し、10万個のセントリコン・ステーションを防除対策地区の400か所に設置した。
    同プロジェクトは世界銀行がすすめている、現行の環境負荷が高いシロアリ駆除や殺虫剤の代替品と利用を促進するもの。中国がダウ・アグロサイエンスのセントリコン・システムを採用したことで、世界初のプロジェクト実行となった。
    同システムは、殺虫剤を何千リットルも散布する従来の方法に比べ、必要な時必要な量、数グラムのベイト剤だけを使うもので、00年7月に米国政府が制定する「環境にやさしい化学」分野の環境栄誉賞を受賞している。日本でも比叡山延暦寺や浅草寺などのシロアリ駆除に活躍している。
    ダウ・アグロサイエンスは今秋から始まる第2段階プロジェクトにも入札し、同システムのさらなる発展を目指している。

(2008.10.10)