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20年産「イ草」の収穫量前年比1割減

−農水省統計部 (10/15)

 農水省は10月15日、平成20年産イ草の主産県の収穫量などの調査結果を公表した。作付面積は1070haで、前年産に比べて40ha(前年産対比4%)減った。主産県は熊本と福岡で、熊本が98%を占める。減った原因は高齢化による生産中止。  10a当たり収量は1280kgで、作柄が良かった昨年に比べると90kg(同7%)下回った。収穫量は1万3700tで、前年産より1割減った。作付け減と反収減によるもの。畳表の生産量(平成19年7月〜20年6月)は479万枚で、前年より14万枚(同3%)減った。  平成11年産イ草の作付面積は3490ha、収穫量は3万6300tだったが、そ...

 農水省は10月15日、平成20年産イ草の主産県の収穫量などの調査結果を公表した。作付面積は1070haで、前年産に比べて40ha(前年産対比4%)減った。主産県は熊本と福岡で、熊本が98%を占める。減った原因は高齢化による生産中止。
 10a当たり収量は1280kgで、作柄が良かった昨年に比べると90kg(同7%)下回った。収穫量は1万3700tで、前年産より1割減った。作付け減と反収減によるもの。畳表の生産量(平成19年7月〜20年6月)は479万枚で、前年より14万枚(同3%)減った。
 平成11年産イ草の作付面積は3490ha、収穫量は3万6300tだったが、それに比べ20年産ではそれぞれ31%、38%となった。畳表の生産量も20年産では平成14年産の799万枚に比べ、40%減った。
 畳表の国内需要量は熊本県い業生販振興協会などによると年間2000万枚以上で、このうち国産は2〜3割程度とみられる。

(2008.10.16)