農水省総合食料局が10月14日公表した9月末日現在の平成20年産麦類の検査数量(速報値)は、96万トンだった。19年産の同期対比では97.8%と、ペースはやや遅い。
普通小麦は73万7914t(対前年同期比94.2%)、普通小粒大麦(六条大麦)が5万3538t(同107.9%)、普通大粒大麦(非醸造用の二条大麦)が7万6863t(同104.3%)、普通はだか麦が1万5665t(同114.7%)、ビール大麦(二条大麦)が6万5871t(同128.0%)、種子用麦が1万98t(同100.2%)。
等級比率の1等は、普通小麦が90.0%(前年産同期は90.3%)、普通小粒大麦が71.3%(同66.6%)、普通大粒大麦が78.2%(同69.8%)、普通はだか麦が76.8%(同79.0%)だった。ビール大麦は1〜2等と等外上がビール醸造用となるが、1等が6.2%(同0.2%)、2等が90.7%(同92.3%)、等外上が3.1%(同7.5%)だった。