農水省総合食料局が10月14日公表した9月末日現在の平成20年産水稲うるち玄米の検査数量(速報値)は、143万8000tだった。19年産の同期対比では100.0%、18年産対比では97.1%で、前並みのペース。
等級の1等比率は77.5%(19年産同期は80.0%)、2等20.3%(同16.2%)、3等1.7%(同1.9%)、規格外0.6%(同1.9%)だった。北海道、東北、関東の1等比率は90%以上、北陸は80%以上だが、中国四国、九州は50%以下で東高西低型になっている。規格外比率は北海道が2.3%、九州が3.7%と高い。
2等以下に挌付けされた主な理由は、心白・腹白(36.7%=総検査数量に対する割合は8.3%)、着色粒(カメムシ類)(20.3%=同4.6%)など。
水稲もち玄米の検査数量は4万800t(前年産同期対比105.2%)、醸造用玄米は2万200t(同103.6%)といずれも前年よりペースが早い。