JA共済連(今尾和實理事長)は、20年度上期(9月末)共済金支払概況(速報値)をまとめた。
これによると、長期と短期を合わせた共済金支払合計は件数が324万9000件(前年同期比109.2%)、共済金が2兆1624億円(同105.8%)といずれも昨年同期を上回った。なお、岩手・宮城内陸地震にかかる支払共済金は55億6401万円(支払件数7198件)となっている。
今年度は、能登半島地震や新潟県中越地震が発生した19年度に比べ、自然災害などによる事故共済金が件数で95万7000件(同97.1%)、共済金で4307億円(同90.5%)と減っているが、満期共済金が昨年同期比20.6%増の173万7000件、共済金が同12.3%増の1兆4349億円と、大幅に増加したためとJA共済連は分析している。