食品加工・販売業のすぐる食品(本社東京都、代表宮?ア勇二)は10月16日、非食用の事故米を食用と偽って販売し同社の経営やブランドイメージを大きく傷つけたとして、島田化学工業に計7億6400万円の損害賠償請求訴訟を東京地方裁判所に提訴した。
同社は9月16日、仲介業者を通じて島田化学工業から食用として購入した米でん粉が事故米だった可能性があるという情報を得て、18日に情報公開したところ、「三笠フーズや浅井などと同列の悪徳業者として報じられ、経営に多大な損害を受けた」(宮?ア勇二代表取締役)ため提訴した。
すぐる食品は、学校や病院への給食用として主に鶏卵を原料とした冷凍食品を製造・販売している。当該の米でん粉は、平成17年に高品質という理由で通常の2倍の値段で購入していた。
一連の事故米問題で風評被害による損害賠償請求の提訴をしたのは同社が初めて。