若手研究者の活躍を促進し意欲の向上をはかろうと、農水省は平成17年度から毎年、40歳未満の独立行政法人、大学、都道府県および民間企業等の研究者のなかから、農林水産業、関連産業の研究に優れた功績をあげた研究者を表彰している。農水省はこのほど、次の3人を20年度受賞者に選んだ。(敬称略)
▽小川健一(岡山県生物科学総合研究所主任チームリーダー・所長補佐役、39歳)=作物の収穫量・品質向上に関するグルタチオンの機能解明
▽日下部裕子((独)農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所食品機能研究領域ユニット長、37歳)=分子レベルでの味覚受容機構の解明とその応用に関する研究
▽迫田義博(北海道大学大学院獣医学研究科準教授、38歳)=高病原性鳥インフルエンザの診断と予防法の開発に関する研究
表彰式は平成20年10月29日13時〜14時30分、東京国際フォーラム展示ホール(東京都千代田区)で行う。受賞者には1人200万円が奨励金として授与される。