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1日の読書時間は18分、テレビは157分

−家の光協会

 農村での1日平均読書時間は、全く読まない人も含めると18分で昨年よりも3分減ったが、1日の平均テレビ視聴時間は157分で読書時間をはるかに上回るという調査結果が出た。家の光協会が10月21日に発表した「第63回全国農村読書調査」の速報値だ。  昭和21年から行っている伝統的な調査で、全国60か所の農村地区で16〜79歳まで1200人を対象に、雑誌や書籍の読書状況とインターネットやテレビを見る時間などを調べた。  月刊誌、週刊誌、書籍のいずれかを読んでいると答えた総合読書率は67%で昨年と同じ。書籍読書率も40%で昨年と同じだが、雑誌読書率は史上最低だった昨年をさらに2...

 農村での1日平均読書時間は、全く読まない人も含めると18分で昨年よりも3分減ったが、1日の平均テレビ視聴時間は157分で読書時間をはるかに上回るという調査結果が出た。家の光協会が10月21日に発表した「第63回全国農村読書調査」の速報値だ。
 昭和21年から行っている伝統的な調査で、全国60か所の農村地区で16〜79歳まで1200人を対象に、雑誌や書籍の読書状況とインターネットやテレビを見る時間などを調べた。
 月刊誌、週刊誌、書籍のいずれかを読んでいると答えた総合読書率は67%で昨年と同じ。書籍読書率も40%で昨年と同じだが、雑誌読書率は史上最低だった昨年をさらに2ポイント下回り56%となった。一方、インターネット上の読み物を読むと答えたのは、昨年より3ポイント増えて15%だった。
 半年間に読んだ書籍の1位は『ハリー・ポッター』シリーズ、2位は『ホームレス中学生』、3位は『天璋院篤姫』。好きな作家1位は宮部みゆきで、以下宮尾登美子、赤川次郎と続く。書籍、雑誌ともに購入場所1位は書店だった。
 同調査の最終結果は12月末ごろ『農村と読書(2008年)』としてまとめて公表する予定。(昨年の結果は19年12月28日付紙面で)

(2008.10.22)