世界100か国以上で世論調査や市場調査をしているギャラップ・インターナショナル(本部:スイス、チューリッヒ)は、10月16日に「世界食糧デー」にちなんで世界56か国の食料事情についての調査結果を発表した。
「過去12か月間で、家族に充分な食料がなかったことがある」と答えた人は世界平均では19%、およそ5人に1人が食料不足を経験していた。地域別ではアフリカが46%で最多、西ヨーロッパが7%で最小だった。
国別で最も食料不足が深刻だったのはカメルーンの55%で、以下パキスタン53%、ナイジェリア48%、ペルー42%、フィリピン40%と続く。日本は4%で最も低い部類に入るが、05年の調査では1%だったため、3年間で食料事情は悪化している。アメリカは15%で、3年前より3ポイント改善されていた。