米国から輸入された牛肉に、衛生証明書に記載された以外の牛肉(胸腺)がふくまれていたことが動物検疫所で判明、当該施設からの輸入手続きを保留し、米国農務省に詳細な調査結果の報告を求めたと厚労、農水省が10月29日発表した。
動物検疫所大阪出張所が27日、大阪港に到着した牛肉の現物検査で確認した。胸腺は特定危険部位(SRM)ではない。
出荷施設はスイフト社グランドアイランド工場(ネブラスカ州)。衛生証明書に記載のある冷凍牛肉(タン、ばら肉、牛すじ等)1033箱(19t)のなかから胸腺9箱が発見された。また、米国農務省に混入していた胸腺が20か月齢以下の牛のものか事実確認したが、「確認できなかった」と29日に回答があったという。