全国の小中学校や給食センターが、地元の食材を使った学校給食のナンバーワンを決める第3回「全国学校給食甲子園 地場産物を活かした我が校の自慢料理」決勝戦が11月9日に女子栄養大(東京都駒込)で行われ、岐阜県の多治見市共栄調理場が1329校の頂点に立った。
多治見市には特産物が少ないが、米に季節の野菜や芋などを炊き込む伝統的なごちそう「味ご飯」と鮎料理が評価された。準優勝は、黒米や黒大豆を白米に混ぜて炊く「黒さつまご飯」や「豚骨のマーマレード煮」を作った鹿児島県の出水市立米ノ津東小学校。
実行委員長の工藤智規公立学校共済組合理事長は「学校給食は食文化や食の安全を守る食育の現場。学校給食の役割を広く国民に知ってもらえるよう、サポートしていきたい」と話している。
優勝した多治見市共栄調理場。献立は枝豆ひじきごはん、鮎の梅みそ添え、冬瓜汁。 |