農水省と全国担い手育成総合支援協議会は、農業に積極的に取り組み地域農業の振興に努める認定農業者や集落営農組織を表彰しているが、11月10日に平成20年度の表彰者全61例を発表した。
　個人の土地利用型部門で農林水産大臣賞を受賞したのは、三重県津市で水田農業を営む前川正次・洋子・和彦さんら。毎年５haずつ規模を拡大し、ＪＡ津安芸との協働で「前川さんの米」というブランド米を販売している。
　農林水産大臣賞を受賞した５例は次の通り（敬称略）。
▽土地利用型部門
（個人）三重県津市・前川正次・洋子・和彦
（法人）岩手県雫石市・(有)ファーム菅久
▽施設等型部門
（個人）香川県さぬき市・石川基宣
（法人）静岡県静岡市・(有)なかじま園
▽集落営農
佐賀県佐賀市・中村集落営農組合
この他に農林水産小経営局長賞として23例、全国担い手育成総合支援協議会会長賞として33例を表彰する。
　農林水産大臣賞の表彰は11月13日三重県営サンアリーナ（伊勢市）の「第11回全国農業担い手サミットｉｎみえ」で、その他の表彰は12月４日浅草ビューホテル（東京都台東区）の「平成20年度優良担い手表彰伝達式・経営改善シンポジウム」で行う。