食育ソムリエは生産者と消費者を結ぶ「架け橋」であり、「消費者への提案」ができるプロとして店舗の魅力を高めている。また食育を実践するコーディネーターの役割も担っている。 JA総合研究所が実施している5ヵ月間の通信教育「食育ソムリエ養成講座」を受講して試験にパスすれば認定される。 平成17年に講座を開設。第1期の認定者は14人、2期は6人だったが、その後回を追って増え続け、最近の7期では最高の80人が合格し、11月4日に認定証とワッペンを授与された。これで資格認定者の合計は259人となった。 講座は「野菜・果物の基礎知識」に始まって「お客さまとのコミュニケーション」まで4科目。関門としては試験のほか科目ごとに課題レポートの提出があるが、受講者のほとんどが合格しているという。 しかし数多い全国の店舗と従業員の中でソムリエの人数はまだわずか。生産者への提案はできても、消費者からは▽青果物の栽培方法の特徴▽旬や鮮度の見分け方▽栄養成分やその働き▽調理や保存の方法などを聞かれても的確に答えられる人は少ないのではないかとしてJA総研は第8期以後の積極的な受講を呼びかけている。 ◆ソムリエ養成講座の第8期受講生募集 JA総研は「食育ソムリエ養成講座」の受講者を募集中。今回は第8期(12月〜21年5月)募集となる。申し込み締め切りは12月3日。開講オリエンテーションは12月9日東京のJAビルで行う。 |