農水省が11月13日公表した果樹15品目の栽培面積調査結果によると、全ての品目の栽培面積が前年産より減った。1〜2%減が最も多い。ミカンの栽培面積は5万1200haで前年比2%減、リンゴは4万1700haで同1%減、日本なしは1万5000haで同1%減だった。
生産者の高齢化にともなう労働力不足による廃園が、主な原因とみられる。高級果実のオウトウだけは微減で、ほぼ前年並みだった。パインアップルは5%減で、減り幅が最も大きい。
また、ミカン、リンゴ、日本ナシ、カキ、ブドウなどの主要品目は平成11年産以降毎年減っており、しかもほぼすべての生産県で減少している。