鶏卵業大手のイセ食品（株）（本社：埼玉県鴻巣市）は、エゴマを加えた飼料で育てた鶏が産んだ卵を、11月20日から宮城県内のスーパー、宮城県のアンテナショップで発売する。同県色麻町にある同社の鶏卵生産農場で、色麻町の特産農産物のエゴマの実を丸ごと飼料に加えて与え、エゴマの栄養成分を卵に加えた。色麻町の協力で実現した。さらに東北６県に順次販路を拡大する予定。
　エゴマはシソ科の１年草で、種子には人の体内で合成できない多価不飽和脂肪酸のαーリノレン酸やビタミン、ミネラルが多く含まれる。
　伊藤拓哉色麻町町長は「色麻町は日本一のエゴマ産地をめざして町、JA、生産農家が取り組んでいる。エゴマ卵の発売で色麻町の認知がさらに広がり、消費者の健康への貢献と地域の発展につながることを期待する」と話している。
　商品名は「伊勢の卵　色麻育ちのえごまたまご」、白玉６個入り。卵重はM52g以上〜LL76g未満。希望小売価格は310円（消費税込み）。