農水省が11月14日実施した20年度第3回MA一般輸入米入札に39社が応札し、14社が計5万1000tを落札した。落札されたのは、アメリカ産うるち精米中粒種2万3920t、タイ産うるち精米長粒種1万2000t、タイ産もち砕精米5000tなど。落札加重平均価格はトン当たり8万2314円(税込み)だった。
また、同日実施した第1回SBS輸入米の入札では、アメリカ産うるち精米短粒種7671t、中国産うるち精米短粒種1万2286tなど2万1463tが落札された。アメリカ産うるち精米短粒種の加重平均落札価格はトン当たり税込みで買入価格が17万5811円、売渡価格は26万7533円だった。また、中国産うるち精米短粒種は同買入価格が17万5958円、売渡価格は26万5826円だった。もち米の落札はなかった。
事故米不正規流通問題発生後停止していた米輸入を再開した11月7日の入札は、事故品は輸入商社が自己負担で輸出国へ返送するなど、農水省が契約書の見直しを決めた直後で、商社の準備が間に合わず、不成立だった。