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9月期連結決算売り上げ1508億円、前年比103.8%

−雪印乳業

    雪印乳業はこのほど、9月期連結決算を公表した。4月〜9月の売り上げ高は1508億円で、価格改定効果が出て前年比103.8%となった。営業利益は48億円で、コストダウンと価格改定により前年比101.6%、経常利益は60億円で前年比102.6%、純利益は44億円で前年比93.7%だった。中心の食品部門の売り上げ高は1142億円で前年比103.0%、営業利益は42億円で同131.7%だった。    4月〜9月期の当初は原材料等や穀物相場の高騰が進んだものの、8月以降市況は下落に転じ、この傾向が加速、今後も見通しは...

    雪印乳業はこのほど、9月期連結決算を公表した。4月〜9月の売り上げ高は1508億円で、価格改定効果が出て前年比103.8%となった。営業利益は48億円で、コストダウンと価格改定により前年比101.6%、経常利益は60億円で前年比102.6%、純利益は44億円で前年比93.7%だった。中心の食品部門の売り上げ高は1142億円で前年比103.0%、営業利益は42億円で同131.7%だった。
    4月〜9月期の当初は原材料等や穀物相場の高騰が進んだものの、8月以降市況は下落に転じ、この傾向が加速、今後も見通しは不透明だが、市況の変化や環境の激変はさらに加速することが懸念される状況だ。食品を含む生活用品価格の高騰や所得の伸び悩みなどで、個人消費は生活防衛意識が高まっている。
    こうした経営環境のなかで下期は、20年5月に決めた中期経営計画(2008〜2010年度)に沿って、徹底したコストダウンを進める。国産乳製品の拡大策として、北海道の生乳を100%使用したチーズブランド「雪印北海道100」の新商品投入をさらに進める。
    また、今年5月に完全子会社化した雪印種苗(株)と共同開発した子牛用の代用乳を今年11月に発売するなど、グループ内の連携をさらに強める。

(2008.11.19)