農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

露地野菜の所得落ち込む

−個別農家の経営統計
(11/18)

    農水省は営農類型別に個別農家の平成19年経営統計を11月18日発表した。販売農家の1戸当たり農業所得は果樹作経営だけが前年に比べて少し増加したが、あとは軒並み減少した。    中でも野菜作経営の露地作が一番の落ち込みで前年比8.8%の減少。次いで花き作経営の施設作が4.5%減。野菜作の施設作が4.3%減で以上がワースト3となった。    農業経営費はすべての類型で増加しており、北海道の畑作が6%増でトップ。次いで果樹の4.8%、九州の畑作の4.6%、花きの施設作の3....

    農水省は営農類型別に個別農家の平成19年経営統計を11月18日発表した。販売農家の1戸当たり農業所得は果樹作経営だけが前年に比べて少し増加したが、あとは軒並み減少した。
    中でも野菜作経営の露地作が一番の落ち込みで前年比8.8%の減少。次いで花き作経営の施設作が4.5%減。野菜作の施設作が4.3%減で以上がワースト3となった。
    農業経営費はすべての類型で増加しており、北海道の畑作が6%増でトップ。次いで果樹の4.8%、九州の畑作の4.6%、花きの施設作の3.7%増などとなっている。
【水田作】
    販売農家1戸当たり農業粗収益は184万円で前年比1.3%増加したが、農業経営費が147万円と2.7%増加。この結果、農業所得は37万円となって3.6%の減少となった(以上全国)。
    都府県は所得30万円で8.8%の減少。北海道は360万円で5%の増加。
【畑作】
    販売農家の農業所得は242万円となり、前年より1.5%減少した(以上全国)。北海道では所得が813万円で1.4%増加した。九州では所得158万円で4.4%減少。
【野菜作】
    所得は露地作が174万円、施設作が387万円で、それぞれ8.8%と4.3%の減少。
【果樹作】
    所得は188万円となり、1.8%増。
【花き作】
    所得は露地作が267万円、施設作が363万円で、それぞれ1%と4.5%の減少。

(2008.11.20)