農水省は11月28日、野菜冷凍食品賞味期限の不適正表示をした(株)京果食品(本社:京都市)に改善を指示したと公表した。
同社は平成20年4月14日に、賞味期限が2009年2月28日の冷凍のサトイモの小分けを行った際に、賞味期限を加工日から2年後の2010年4月13日として表示し、20年7月4日から20年8月25日の間に少なくとも1460kgを一般消費者向けに販売していたことが農水省の調べでわかった。同社はこの商品の製造委託先の兵庫県域事業者であるエッチ・ケー食品(株)(神戸市)に対し、賞味期限を引き延ばして表示するよう指示していた。
また、このほかにも野菜冷凍食品の筑前煮ミックスについてキヌサヤ、、ニンジン、レンコン、サトイモなどそれぞれ賞味期限の違う材料を混合し、加工日から2年後の賞味期限を表示していたことなどがわかった。
兵庫県域事業者であるエッチ・ケー食品(株)には28日に兵庫県知事が改善指示をした。