新発売した「森林ノお米」 (2kg入り) |
循環型システム創造に取り組む総合環境ソリューション企業のアミタ株式会社(熊野英介社長、本社:東京都千代田区)は、京都府京丹後市で地元農家の協力で栽培したコシヒカリ「森林のお米」を、11月29日からJR京都伊勢丹と同社が京丹後市で運営する「森林ノ工房」で販売を始めた。
同社は平成19年12月、京都府京丹後市に森林の再生に取り組むプロジェクトとして「森林ノ牧場」を開設した。利用されていない森林に牛を自然放牧、酪農と森林空間の多面的利用によって森林の価値を高める、森林酪農を行っている。既にこの牛の牛乳を商品化した「森林の牛乳」「森林のアイス」を製造・販売している。
さらに牧場のそばで地元農家に生産委託し、化学農薬や除草剤を使わず、地域の自然と生態系を守る自然農法により米の栽培を始めた。生産するのは4農家で、計1.2ha。
田んぼの一部には、同社が京丹後市で運営する「バイオガス発電プラント」でバイオガス発電の際、メタン発酵の副産物として得られる液肥を肥料として活用している。食品の生ごみをエネルギーに変え、その副産物を肥料にして農産物を生産する循環型システムの実践といえる。
「森林ノお米」の販売価格は2kg入り1950円(税込み)。年内にはwebでの販売も計画しているという。