全国農業会議所は12月3日、東京・九段開館で20年度全国農業委員会会長代表者集会を開いた。
太田豊秋会長はWTO農業交渉に関して「世界の食料ひっ迫など国際変化を考えると今こそ多様な農業の共存を可能とする公平・公正な貿易ルールを実現しなければならない」と主催者あいさつで強調、また農政改革については「地域の実態に即した真に農業・農村の活性化が図れるよう全力で取り組む必要がある」などとと述べた。
大会では食料自給率50%の実現に向けた基本計画見直しと十分な財源措置などを求める自給率向上施策に関する要請と農地総量の確保のための国の関与強化を求める農地政策に関する要請のほか、WTO農業交渉の枠組み転換を訴える特別要請などを決議した。