農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

ハクサイ産地復活に寄与した研究者など表彰

−農水省
(12/18)

    農水省などは平成20年度の民間部門農林水産研究開発功績者10氏を決めた。12月18日表彰式を行い、農水大臣賞3件の業績発表がある。技術面の研究開発者の意欲向上を目的に実施しており、今年度で9回目。    大臣賞は3件4氏。岡山県倉敷市の片山敬一氏(海洋建設(株)社長)は漁業者と連携して貝殻人工漁礁を開発した。    京都府宇治市の扇谷年昭氏((株)微生物化学研究所)と矢口和彦氏(同)は点眼投与型鶏大腸菌症ワクチンを開発した。点眼投与により大腸菌に対する粘膜免疫付与を可...

    農水省などは平成20年度の民間部門農林水産研究開発功績者10氏を決めた。12月18日表彰式を行い、農水大臣賞3件の業績発表がある。技術面の研究開発者の意欲向上を目的に実施しており、今年度で9回目。
    大臣賞は3件4氏。岡山県倉敷市の片山敬一氏(海洋建設(株)社長)は漁業者と連携して貝殻人工漁礁を開発した。
    京都府宇治市の扇谷年昭氏((株)微生物化学研究所)と矢口和彦氏(同)は点眼投与型鶏大腸菌症ワクチンを開発した。点眼投与により大腸菌に対する粘膜免疫付与を可能とし、また鉱物油などの免疫増強剤を用いたワクチン接種ができない肉用鶏にも使用できる。
    群馬県明和町の柿沼昭博氏(柿沼育種センター代表)はハクサイの根こぶ病などの耐病性品種を育成した。非常に抵抗性の強い画期的な品種で、これの導入により産地の復活が図られるなど地域振興に寄与したことも評価された。
    農林水産技術会議会長賞などの受賞者も決まり、当日表彰される。

(2008.12.08)