農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

平成19年の耕地利用率5年連続で減る

−農水省統計部
(12/4)

    農水省が12月4日公表した平成19年の田畑計の農作物作付延べ面積は430万6000haで、前年に比べ4万ha(1%)減った。耕地面積に対する作付延べ面積の割合を示す耕地利用率は92.6%で前年より0.4ポイント下がり、5年連続で低下した。    田の農作物作付延べ面積は233万haで、前年に比べ2万4000ha(1%)減った。雑穀の作付面積が増えたが、水稲、飼肥料作物、麦類などの作付け面積が減った。耕地利用率は92.1%で、前年より0.5ポイント下がった。地域別では、北陸で上昇した以外は低下した。九州では水...

    農水省が12月4日公表した平成19年の田畑計の農作物作付延べ面積は430万6000haで、前年に比べ4万ha(1%)減った。耕地面積に対する作付延べ面積の割合を示す耕地利用率は92.6%で前年より0.4ポイント下がり、5年連続で低下した。
    田の農作物作付延べ面積は233万haで、前年に比べ2万4000ha(1%)減った。雑穀の作付面積が増えたが、水稲、飼肥料作物、麦類などの作付け面積が減った。耕地利用率は92.1%で、前年より0.5ポイント下がった。地域別では、北陸で上昇した以外は低下した。九州では水稲や豆類の裏作として麦類などの作付けをする年二作体系の耕地が多いこと、沖縄では水稲の二期作が行われているため、いずれも耕地利用率は100%以上になっている。
    畑の農作物作付延べ面積は197万6000haで、前年に比べ1万6000ha(1%)減った。麦類、豆類、果樹などの作付面積が減った。耕地利用率は93.2%で、前年より0.4ポイント下がった。地域別では九州、沖縄では上昇したが、それ以外では下がった。北海道では主に麦類の後作として飼肥料作物のすき込みを行う輪作があり、耕地利用率は100%を超えている。

(2008.12.08)