高病原性鳥インフルエンザの発生予防のため、昨年に引き続き都道府県が農水省の要請を受けて飼養農場への立ち入り検査を実施した結果、家きん飼養農場95%(9522戸)で適切な衛生管理が行われており、残りの家きん飼養農場も家畜保健衛生所の指導で改善に取り組んでいることがわかった。
今年4月に韓国で病原性鳥インフルエンザが発生したことや日本でも野鳥でウイルスが確認されたことを受け、今年は調査対象を昨年の1000羽以上から100羽以上に拡大した。また、鶏に加え、あひる、うずら、七面鳥も対象にした。
調査した項目は次の通り。
▽人・車輌等によるウイルス侵入の防止
▽野鳥・野生動物によるウイルス侵入の防止
▽飲料水・飼料の汚染によるウイルス侵入の防止
▽鶏舎内外の整理・整頓・清掃
▽鶏の健康管理および取り扱い
▽鶏糞の処理
▽従業員の知識習得