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飼料作物刈取に汎用型収穫機開発

−生研センター
(12/8)

    農研機構の生研センター(=生物系特定産業技術研究支援センター)は、青刈りトウモロコシ、飼料イネ、牧草などの飼料作物を1台で刈り取りできる汎用型収穫機を開発したと、12月8日発表した。    (株)タカキタ、ヤンマー農機(株)と共同で開発したもので、今年度は全国11か所で県試験場やコントラクタによる実証試験を行い、性能、取り扱い性などが実用的なレベルに達したと判断、市販化に向け準備を進めているという。    これまでは飼料作物の作目ごとに別々の機械を必要としたが、汎用型...

    農研機構の生研センター(=生物系特定産業技術研究支援センター)は、青刈りトウモロコシ、飼料イネ、牧草などの飼料作物を1台で刈り取りできる汎用型収穫機を開発したと、12月8日発表した。
    (株)タカキタ、ヤンマー農機(株)と共同で開発したもので、今年度は全国11か所で県試験場やコントラクタによる実証試験を行い、性能、取り扱い性などが実用的なレベルに達したと判断、市販化に向け準備を進めているという。
    これまでは飼料作物の作目ごとに別々の機械を必要としたが、汎用型ではアタッチメントを交換するだけなので、投資コストを削減できる。クローラ式で、降雨で地盤がゆるみトラクタが入れないほ場や小さなほ場でも作業ができる。また、刈り取りと同時に高密度のロールベール成形がノンストップで可能。
    市販化は、新農機(株)(=新農業機械実用化促進株式会社。生研センター、地方公共団体、農業団体、民間企業等が出資)が行う。

(2008.12.11)