農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

「農業技術の匠」28人選定

−農水省 (12/12)

    農水省は、地域活性化への貢献が期待できる農業技術を自ら開発、改良した農業者を「農業技術の匠」として選定することにし、12月12日、第1回目の今年は28人(1グループを含む)を選定したと発表した。全国からの応募者のなかから選定委員会(座長:門間敏幸東京農業大学教授)が選んだ。    農水省は今回選ばれた農業者とその技術を順次農水省のホームページで紹介し、情報を発信する。また「農業技術の匠」による助言指導などにより、その技術の普及を通じて地域の活性化につなげ、「農業者に現場創造型農業技術への関心を深めてもらう契...

    農水省は、地域活性化への貢献が期待できる農業技術を自ら開発、改良した農業者を「農業技術の匠」として選定することにし、12月12日、第1回目の今年は28人(1グループを含む)を選定したと発表した。全国からの応募者のなかから選定委員会(座長:門間敏幸東京農業大学教授)が選んだ。
    農水省は今回選ばれた農業者とその技術を順次農水省のホームページで紹介し、情報を発信する。また「農業技術の匠」による助言指導などにより、その技術の普及を通じて地域の活性化につなげ、「農業者に現場創造型農業技術への関心を深めてもらう契機にしたい」(農水省)と話している。選定された匠の技術は1件につき5年間程度普及をはかる。
    選定された匠の平均年齢は65歳。作目別では水稲など土地利用型作物、果樹、野菜、花きなどが多く、技術分野別では有機栽培、特別栽培などの技術体系、機械、設備等の改良、せん定、仕立て方法などが多かった。
    農業技術の匠は次の通り。
    佐藤稔(53、北海道北竜町うるち米・もち米生産組合組合長)/片岡弘正(64、北海道江別麦の会会長)/山内齊(65、青森県弘前市)/下河原重雄(55、岩手県久慈地方ヤマブドウ振興協議会『(株)下重農園』)/小野寺幸人(66、宮城県日本一美味しい米づくり研究会・物見生産組合)/菅原孝昭(57、山形県三川地域有機農業推進協議会)/立花孝全(71、福島県『タチバナペーパーウェア(株)』)/大山寛(57、栃木県JAしもつけ栃木トマト部会顧問)/遠藤藤一(76、群馬県JA館林キュウリ部会)/小櫃敏行(70、埼玉県『安行小梅園』)/金子美登(60、埼玉県『霧里農場』)/若梅健司(79、千葉県山武郡市農協第3出荷センター園芸部抑制トマト部会)/江口金男(58、千葉県JA東葛ふたば手賀青果物出荷連合会会長)/吉田義一(64、神奈川県馬絹花卉生産組合『屋号「吉忠」』)/千野正雄(73、長野県『千野果樹園』)/今井守夫(66、新潟県コシヒカリ共和国大杉新田生産組合・JA魚沼みなみ有機米部会)/清都和文(53、富山県花卉球根農業協同組合/佛田孝治(73、石川県JAののいち『(株)ぶった農産』)/塚本實(80、岐阜県東美濃栗振興協議会技術顧問)/河合清治(67、愛知県JA愛知みなみ輪菊部会特秀菊グループ)/橋本力男(56、三重県菜遊ファーム代表、NPO有機農業技術会議理事、『堆肥・育土研究所』)/下岡久五郎(67、京都府JAやましろ宇治田原町茶業部会)/中川和義(60、広島県指導農業士会会長、広島県農業振興協議会会長、『中川農園』)/湯谷孝行(67、香川県JA香川県中央地区本部ハウスみかん部会『(有)湯谷温室』)/山崎章吉(59、愛媛県JAえひめ中央温室みかん研究部会)/環境稲作研究会(福岡県、代表藤瀬新策、58)/熊本洋一(73、佐賀県『熊本洋一梨園』)/吉村人志(59、長崎県花き振興協議会草花部会会長『(有)ワイルドプランツ吉村』)

(2008.12.16)