農水、経産両省は、植物工場(=光、温度、養分などの環境を制御し、効率的、管理的な農業生産を行う)の活用、普及、拡大に向けた支援施策や制度的な課題について検討するため、専門家によるワーキンググループを共同で設置する。
両省は、平成20年9月に閣議決定された「経済成長戦略の改訂とフォローアップ」にもとづき、地域活性化に向けた具体的な戦略として、農商工連携に向けた各種支援施策を展開している。また、経産省地域経済産業審議官と農水省総合食料局長による農商工連携研究会を設けている。
両省は、安全・安心な農産物の周年安定供給が可能な生産方法として期待されている「植物工場」に注目し、工場の立地、整備や実用化開発、金融、人材育成などについて幅広く検討するため、研究会に植物工場ワーキンググループを作ることにしたもの。第1回会合は21年1月16日に開く。