日本ミルクコミュニティー(株)(本社:東京都新宿区、小原實社長)は、平成21年3月1日からメグミルク牛乳などの白物飲料、はっ酵乳など計61品目の市乳商品の希望小売価格を、平均で6.5%(1.5%〜10.0%)順次値上げ改定すると12月25日発表した。
白物飲料は40品目を平均7.8%(値上げ幅は4.3%〜10.0%)、色物乳飲料は9品目を5.3%(同4.2%〜6.3%)、はっ酵乳は3品目を2.7%(同1.5%〜3.8%)、生クリーム他は9品目を3.1%(同1.5%〜4.8%)値上げする。
飼料価格高騰を受けて20年4月に生乳取引価格を引き上げたが、その後も離農する生産者が増え、特に都府県では生乳生産量が回復していないため、21年3月に年度内2回目の生乳取引価格引き上げを行うことにしている。
また、包装資材価格の上昇がさらに続き、生産・物流コストの見通しも想定できない状況が続くものとみられることなどから、企業努力のみではコストアップの吸収は困難と判断、価格改定に踏み切ったもの。
同社は「引き続きコスト削減や品質向上に努める」としている。