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平成20年度民間部門農林水産研究開発功績者を表彰 ハクサイ根こぶ病対策品種育成など10件・23名が受賞

−農水省・情報協会

    『平成20年度(9回)民間部門農林水産研究開発功績者表彰』(主催:農水省、農林水産技術情報協会)がさきごろ、東京都千代田区の日本法曹会館で行われ「ハクサイの根こぶ病等の耐病性品種の育成」など各賞10件・23名が受賞した。応募総数は67件。    農水省はいま、「21世紀新農政2008」などに基づき、国際的な食料情勢を踏まえた食料安保の構築と国内農林水産業の体質強化に取組んでいるが、この取組みを技術面から後方支援するため、オール・ジャパンでの農林水産研究を推進、加速させている。  &nbs...

    『平成20年度(9回)民間部門農林水産研究開発功績者表彰』(主催:農水省、農林水産技術情報協会)がさきごろ、東京都千代田区の日本法曹会館で行われ「ハクサイの根こぶ病等の耐病性品種の育成」など各賞10件・23名が受賞した。応募総数は67件。
    農水省はいま、「21世紀新農政2008」などに基づき、国際的な食料情勢を踏まえた食料安保の構築と国内農林水産業の体質強化に取組んでいるが、この取組みを技術面から後方支援するため、オール・ジャパンでの農林水産研究を推進、加速させている。
    特に民間部門においては、農林水産分野の研究開発に携わっている人たちのいっそうの意欲向上を目的に、農水省と農林水産技術情報協会が共催し、農水大臣などによる表彰を平成12年度より実施しており、本年度で9回目。
    各賞の受賞者は、次の通り。

【農林水産大臣賞】
◇漁業者と連携した貝殻人工魚礁の開発・片山敬一(海洋建設)
◇点眼投与型鶏大腸菌症ワクチンの開発・扇谷年昭、矢口和彦(微生物化学研究所)
◇ハクサイの根こぶ病等の耐病性品種の育成・柿沼昭博(柿沼育種センター・関連記事(注)
【農林水産技術会議会長賞】
◇食肉の部分肉処理・内蔵肉処理機器等の開発・益留福一(マトヤ技研工業)
◇国産針葉樹合板用単板製造ラインシステムの開発と普及・長谷川克次(名南製作所)
◇発酵GABAの量産化と抗ストレス機能の研究開発・橘??隆一、赤尾雅広、堀江健二、吉田善廣、東口伸二(ファーマフーズ)
【農林水産技術情報協会理事長賞】
◇イネ種子伝染性病害用微生物農薬エコホープ剤の開発と普及・永山孝三、渡辺哲、熊倉和夫、三角裕治、前田嘉洋(クミアイ化学工業・関連記事
◇菌床しいたけの上面栽培法の開発・鮎澤澄夫(北研)
【農業・食品産業技術総合研究機構理事長賞】
◇日本型酪農に適した自動給餌システムの開発・川口隆、伊田浩勝、泊川宏、中原和博、深谷政廣(北原電牧)
【農林水産先端技術産業振興センター会長賞】
◇醤油多糖類(SPS)の機能性に関する研究開発・SPS開発グループ(ヒガシマル醤油・古林万木夫)
(注)園芸研究功労賞も合わせて受賞。

(2009.01.05)