受験生の74%は毎日、朝食を食べているが、高齢者の91%弱や小学生の93%強に比べれば率は低いという傾向がJA全中の「大学受験を控える高校3年生の朝食と学習の実態調査」でわかった。しかし深夜24時過ぎまで勉強している受験生に限ると80%弱が朝食を食べており、睡眠時間は少なくても朝食を食べる習慣ができているようだ。
同調査は全国の高校3年生600人を(男女半々)対象に昨年末、インターネットで行い、結果を1月9日発表した。
「受験当日に食べたい朝食のおかずは」という質問には約半数が「いつもと違うもの」と答え、具体的には「カツ」(勝つ)が37%弱と一番人気となって、ゲンかつぎの傾向も出た。
受験生の朝食の主食はご飯が57%弱で最も多い。以前に調査した高齢者と小学生の朝食ではご飯派とパン派がほぼ半々だったが、受験生の場合はご飯派の割合が高かった。おかずは2品が最も多かった。
学習の実態では24時過ぎまで勉強をしている人は48%、また25時過ぎまで勉強する人も11%弱となった。
進路を選ぶ基準は(1)やりたいことができる50%(2)偏差値22%(3)学校の知名度の高さ10%など。
(1)と(2)の回答者はご飯派が半数以上で、毎日朝食を摂る人が8割以上という結果も出た。つまり毎日ご飯を食べる人ほど学習意欲は高いということになる。