「農村地域のいまが見える」として農水省は1月15日からデータベース「農村地域の姿」をホームページ上で簡単に利用できるようにした。各地域で農山漁村活性化などを進める際のデータ整備などを支援する。例えば、耕作放棄地の解消を目指す際には放棄地率何%以下という検索条件で、放棄地の少ない農業集落の特徴をつかむことができるといった具合だ。
「農村地域の姿」では、これまで提供してきた農林業センサスの主要データに加え、新たに分析指標や、地域での様々な活性化の取り組み状況(文字情報)を掲載した。これらを組み合わせて利用すれば地域の実情を具体的に把握することができるという。
収録されている文字情報は約8000事例で、全国の市区町村が推奨した地域の取り組み状況と、同省が保有している優良事例に大別される。
内容は推奨事例が農林水産物の生産販売と、農地・水・環境保全対策の取り組みなど。優良事例が「立ち上がる農山漁村」「農林漁業現地事例報告」など。
また数値情報は約14万集落で、過去3回分センサスの主要項目データと分析指標など。内容は農家人口、土地面積、地域資源の保全・活用状況、農家数の増減率など。
アクセスは農水省統計情報から「農村地域の姿」へ。問い合わせは同省大臣官房統計企画課総合解析班TEL03-3502-5631。