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20年産米取引で初めて成約 〜新潟一般コシ以外は前年同月比価格上回る

−コメ価格センター(1/21)

 (財)全国米穀取引・価格形成センター(コメ価格センター)が1月21日に実施した20年産米の第3回取引で初めて成約し、上場された42産地品種銘柄1万2413tのうち41産地品種銘柄9559tが落札された(落札率は77.0%)。26産地品種が落札率100%だった。山口コシヒカリのみは落札がなかった。  第1回めの20年10月15日には1産地品種銘柄32t、2回めの10月22日には2産地品種銘柄360tが上場されたが、いずれも成約がなかった。  19年産で20年1月に取り引きされた7産地品種銘柄(北海道きらら397、青森つがるロマン、長野A地区コシヒカリ、新潟一般コシヒカリ...

 (財)全国米穀取引・価格形成センター(コメ価格センター)が1月21日に実施した20年産米の第3回取引で初めて成約し、上場された42産地品種銘柄1万2413tのうち41産地品種銘柄9559tが落札された(落札率は77.0%)。26産地品種が落札率100%だった。山口コシヒカリのみは落札がなかった。
 第1回めの20年10月15日には1産地品種銘柄32t、2回めの10月22日には2産地品種銘柄360tが上場されたが、いずれも成約がなかった。
 19年産で20年1月に取り引きされた7産地品種銘柄(北海道きらら397、青森つがるロマン、長野A地区コシヒカリ、新潟一般コシヒカリ、新潟魚沼コシヒカリ、三重一般コシヒカリ、三重伊賀コシヒカリ)と比べると、新潟一般コシヒカリが前年より60kg当たり1081円(5.8%)下がった以外は、1148〜518円(7.8〜2.1%)上昇した。
 全体の平均申込倍率は3.5倍だったが、値頃感が強く需給タイトな北海道きらら397(落札加重平均価格1万5435円)は12.6倍、北海道ななつぼし(同1万5090円)は9.3倍だった。福島各地域のコシヒカリ、島根コシヒカリ、山口コシヒカリ、熊本コシヒカリは申込倍率が1以下だった。
 今回の取引で上場が増え、成約された背景には、20年産米の集荷のめどがついてきたことや、20年産米の政策補助金算定の基準価格設定への含みがあるものとみられる。

(2009.01.23)