日本政策金融公庫農林水産事業本部(旧農林漁業金融公庫)は西日本エリアの生産現場で活躍する農業経営者や農協などを対象に平成20年度「輝く経営大賞」の審査を行い、環境部門賞1、経営部門賞4を選定したと1月28日発表した。
17年度に創設したもので地域の農林漁業、食品産業の担い手にふさわしい優れた経営体などを表彰。モデルの姿を示すと同時に環境保全型農業の推進を図ることを目的としている。
環境部門賞の(有)三皿園(愛媛県今治市)は6haを超える大規模園地でカンキツ類の有機栽培を実現。また有機加工食品事業を展開して有機栽培にともなうリスクを軽減している。
経営部門で特別賞を受けた福岡八女農協(福岡県八女市)は積極的な公庫資金利用による農業発展の支援を毎年の事業計画に掲げ、農業改良普及センターと連携し、公庫資金の相談窓口を設置して円滑な資金供給に尽力した。また公庫資金友の会事務局を引き受け、農業者のアグリフードEXPOへの出展などの活動を支援している。