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「日本の食料・農業の将来方向と生協産直の取り組み」 テーマに全国産直研究交流会開催

−日本生協連

日本生協連は、2月6〜7日に「全国産直研究交流会」を開催した。この産直研究交流会は、今年で25回目となり、さまざまな問題に直面しながらも四半世紀にわたって継続されてきたことになる。 今回は「日本の食料・農業の将来方向と生協産直の取り組み」をメインテーマに、生協産直の今後の展望を議論するとともに、農業・食料・環境・エネルギーをめぐる情勢や今後の展開について情報を共有する学習の場としたいと日本生協連では位置づけている。 先の全国政策討論集会においても、農業問題を検討する委員会を設置し、生協自身の農業参入も視野にいれながら、自給力を高めるために、生協として何ができるのか、担い手を育成するためにどう...

日本生協連は、2月6〜7日に「全国産直研究交流会」を開催した。この産直研究交流会は、今年で25回目となり、さまざまな問題に直面しながらも四半世紀にわたって継続されてきたことになる。
今回は「日本の食料・農業の将来方向と生協産直の取り組み」をメインテーマに、生協産直の今後の展望を議論するとともに、農業・食料・環境・エネルギーをめぐる情勢や今後の展開について情報を共有する学習の場としたいと日本生協連では位置づけている。
先の全国政策討論集会においても、農業問題を検討する委員会を設置し、生協自身の農業参入も視野にいれながら、自給力を高めるために、生協として何ができるのか、担い手を育成するためにどうするかという問題から、会員生協がすすめている産直やJAグループとの提携関係の評価など踏み込んだ議論をしていくことを提案しているが、あいさつにたった矢野和博専務はそのことをここでも強調した。
交流会1日目の6日は、生源寺眞一東京大学大学院教授が「日本の食料・農業と生協産直」と題して講演。その後、「農産物品質保証システム」2008年の取り組みと2009年改訂版の提案が五島彰産直委員会代表委員から、同運用マニュアルの解説が藤井淳生氏から報告された。そして科学ライターの松永和紀氏が「科学ライターからみた日本の食」について講演した。
2日目の7日は、4つの分科会にわかれ、それぞれのテーマにそって活発な意見交換が行われた。

(2009.02.09)