平成20年の農林水産物などの輸出額（アルコール飲料、タバコ、真珠を除く）は前年より0.6％減って4312億円となったと農水省が２月３日、速報値を発表した。農産物は9.8％増え、また林産物は13.8％も伸びたが、水産物はマグロやサケの国内生産が減ったことなどからマイナス12.7％となり、全体を押し下げた。
実数は▽農産物2437億円▽林産物119億円▽水産物1757億円。平成15年からの実績でマイナスになったのは20年が初めて。
輸出先国は１位香港、２位米国、３位韓国の順。地域別では中国、台湾、タイを含めたアジア向けが大半で2983億円だが、2.2％減少した。北米向けは785億円で1.4％増。またヨーロッパ向けは299億円で11.3％増。
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| ※グラフは共に平成20年速報値 カッコ内は対前年比 |
