食の問題が相次ぐ中、安全な国産食品への注目度が高まっているが、和歌山県は2月11日、東京ビッグサイトで安全・安心・こだわりの産品181品目のブランド化を後押しした。会場には原邦彰副知事をはじめ、県の関係者ら多数がかけつけた。
紹介された推奨品目は、『プレミア和歌山』とネーミングされたもので、昨年12月の和歌山県優良県産品推奨制度で認定された、製造物、生鮮物、観光資産の3つの分野にまたがっている。
“和歌山らしさ”、“和歌山ならでは”の視点や、製造者のこだわり・創意工夫などの観点で審査が行われ、審査を突破したのは同県を代表する産物である温州みかん、梅干し、水産加工品、酒類、醤油、備長炭、菓子類など177品目、また観光資産として4つの祭りが推奨された。
プレゼンテーションは『紀州うめどり』、『紀州たまご』(紀州うめどりうめたまごブランド化推進協議会)、『黄金ジャム』、『てまりみかん』、『味一ジュレ』((株)早和果樹園)の2題で行われているが、本紙では特に、大吟醸酒の『熊楠』((株)世界一統)、醤油の『角長手づくり醤油湯浅たまり』((株)角長)に注目しておきたい。
伝統的工芸品では『那智黒石手作り硯』(山口光峯堂)、観光(祭り)では『熊野御燈祭』(新宮市観光協会)、『熊野那智大社例大祭』(那智勝浦町観光協会)などが推奨されている。
なお、プレミア和歌山推奨マークを考案したのは、長野県在住の坂本竜司さん。「わ」と「山」を結びつけ、リズミカルにデザインした。
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