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「情熱農機フェア2009」を開催

−ヰセキ関東 合併一周年記念

(株)ヰセキ関東は、茨城・栃木・埼玉・千葉のヰセキ販社が合併し、誕生したが、このほど合併一周年を迎えたことを記念し、同社の主催で2月13日〜15日の三日間、茨城県・笠間芸術の森公園イベント広場において、「情熱農機フェア2009」を開催した。 同公園イベント広場を中心に、トラクタ・コンバイン・田植機を始め、野菜移植機、乾燥調製整機、管理機など200台に及ぶヰセキ主力製品が展示された。作業機、関連商品などを合わせると、出展総数は1000点にのぼる。また笠間芸術の森公園の周辺会場では、農業機械の実演・試乗体験などが行われた。 「情熱農機フェア2009」は、総使用面積延べ10haに及ぶ大規模な展示会...

(株)ヰセキ関東は、茨城・栃木・埼玉・千葉のヰセキ販社が合併し、誕生したが、このほど合併一周年を迎えたことを記念し、同社の主催で2月13日〜15日の三日間、茨城県・笠間芸術の森公園イベント広場において、「情熱農機フェア2009」を開催した。
同公園イベント広場を中心に、トラクタ・コンバイン・田植機を始め、野菜移植機、乾燥調製整機、管理機など200台に及ぶヰセキ主力製品が展示された。作業機、関連商品などを合わせると、出展総数は1000点にのぼる。また笠間芸術の森公園の周辺会場では、農業機械の実演・試乗体験などが行われた。
「情熱農機フェア2009」は、総使用面積延べ10haに及ぶ大規模な展示会となった。会場には(株)ヰセキ関東管内の茨城、栃木、埼玉、千葉の4県及び群馬県から、期間中1万3000名余の生産農家と、地元のJA茨城中央をはじめ、全農茨城県本部の担当者などJA関係者が来場した。

記者会見で説明する??塩社長
記者会見で説明する
??塩社長
記者会見で、(株)ヰセキ関東の??塩壽雄社長は「最近、ようやく農業に薄日が射してきたと考えている。地域の販社は、地産地消のお客と結びついていくことが大切」と語り、今回のフェアについて「合併は、人・物・金を集中出来るのが最大のメリットであり、従来であれば、これだけの規模の展示会は不可能」と説明した。
井関農機では、稲作農業の低コスト・省力化の決め手として、37株(3.3m2)疎植栽培の普及を図っているが、この栽培方法にすれば、約半分の苗数、労働時間の約30%削減、トータル費用の大幅削減が可能となる。通常植えと比較しても、収量はほとんど変わらないという。
ヰセキ関東の??塩社長は、疎植栽培はこれからも増える、との見通しを述べ、「増産が求められている飼料用米は、インディカ系が多いが、それをヰセキの疎植栽培でやってみたい、という問い合わせもいくつか来ている」と語った。
食糧自給率の向上、減反政策の見直し、国産農産物の需要増と、確かに日本農業には、フォローの風が吹いてきつつある。このフェアは、農業に対する情熱を、関東の大地から発信する契機になったようだ。

(2009.02.18)