農林中央金庫の上野博史理事長は2月19日に開かれた第8回JAバンク全国大会のあいさつで、「みなさまには金庫の財務の現状や運営についてご心配、ご迷惑をかけ、また多額の資本増強を急遽、お願いすることになったことを心よりお詫び申し上げる次第です」と述べ、さらに「本日(19日)、私の辞任についての一部報道がありました。経営者としてけじめをつける所存。ご心配をおかけしたことを重ねてお詫び申し上げます」と退任の意向を正式に表明した。
後任人事は20日午後の経営管理委員会で選任される。また、午前中に開かれる臨時総代会では「経営安定化対策」を承認し、資本の増強対策に取り組むことを決める見込み。