第44期生総合養成科(1年コース)14人が卒業 |
1人ひとりに声をかけながら卒業証書を手渡す山中校長 |
山中暁学校長は「学校での技術と知識の習得は土台にすぎない。大切なのは食肉を売って、食べてもらい、喜んでもらうことだ。100年に1度の経済危機と言われているが、食肉は食べ物であり生活に欠かせないもの。今こそ専門教育を受けた君たちの出番だ。必ず将来のリーダーになってもらいたい」とエールを送り、卒業証書を1人ひとり手渡すとともに「但馬牛が有名になるようがんばれ」「おいしいサンドウィッチを食べさせてくれよ」などと激励した。
卒業生代表で答辞を送ったのは、農水省生産局長賞を受賞した小川秀司さん。「現在の食肉業界の課題は、消費者に安心して食べてもらうこと。学校で学んだ技能、責任感、精神力をもって消費者ニーズに応え、消費者の信頼を獲得し消費促進をはかりたい」と目標を掲げた。
前日には卒業記念発表会も開催。衛生管理や原価計算、マーケティングなど経営についての発表から、寮生活で培ったチームワークやコミュニケーション力までさまざま。1年間苦楽をともにした仲間たちと卒業を祝うとともに、両親や講師への感謝を述べた。 (関連記事)
生徒1人ひとりが両親や講師に感謝を述べた。手前は1年間の想いをつづった寄せ書きダルマ | 卒業式後の壮行会も盛大に行われた |