植物、森林、造園、自然保護など「みどり」の学術研究や技術開発に貢献した人を表彰する第3回「みどりの学術賞」の受賞者が決まった。
受賞者は九州大学大学院理学研究院特任教授で都立大名誉教授の和田正三氏と、同大研究院教授の矢原徹一氏の2人。約50人の推薦の中から選ばれた。
和田氏は光生物学分野で、葉緑体光定位運動の光受容体がフォトトロピンであることや、シダ植物内にネオクロムを発見したことなどが評価された。
矢原氏は進化生物学分野で、植物と昆虫や病原体との相互作用による繁殖戦略の研究や、レッドデータブックの取りまとめに尽力した。
授賞式は4月24日に東京都内で開く「みどりの式典」で行う。