ジャガイモ4〜5個とレシピのセットを配布した |
国産ジャガイモを食べて「エコ」に貢献しよう! 国産品を選ぶことは食料輸入にかかるCO2削減につながるとして、JA全農、JA鹿児島県経済連、ホクレンが共同で3月10日、都内国産ジャガイモの配布キャンペーンを行った。
日本は世界最大の食料輸入国だ。年間フードマイレージは9002億t・kmで、世界2位の韓国3172億t・kmの3倍もある。フードマイレージの軽減は、輸入にかかるエネルギーやCO2などの温暖化ガス削減につながる「エコ活動」だ。ジャガイモを例に取ると、米国アイダホから東京へ輸送するよりも、北海道から東京へ輸送する方が1個あたり71gのCO2を削減できる。
配布を行ったJA全農は「これまでとは違った新しい切り口で国産品の消費拡大を訴えたい」と話した。配布したのは北海道の男爵、メークイン、長崎のデジマ、鹿児島のニシユタカの4種類。用意した約600セットは13分でなくなった。今年のジャガイモ生産は、例年より出荷がやや遅れ気味だが、生産量は平年並みで相場も順調だという。