(株)トビムシは森林・林業支援の事業ファンド「共有の森ファンド」を創設、岡山県西粟倉村と美作森林組合と連携し支援事業を行う。
村の95%を森林が占める西粟倉村では森林を村の重要な資産と位置づけて村の再生を図ろうと、08年には「100年の森構想」を打ち出し森林経営の集約化と産直住宅の商品化などに取り組んでいる。
今回創設するファンドはこうした取り組みを支援するファンドを小口出資形式で募り、募集資金を美作森林組合による森林施業効率化や、木材の高付加価値化のための財源として活用するというもの。
同社は適正で持続可能な森林管理が行われているかどうかの認証制度、FSC認証を日本で初めて開始したアミタ(株)の子会社。森林の施業管理、素材の生産、加工、販売を行うほか、製材会社などへの経営支援、地域支援も手がけている。
同ファンド事業は業務提携先のミュージックセキュリティーズ(株)を通じて出資を募る。森林・林業支援の事業ファンドは国内で初めて。4月からファンド募集を行う予定。