農林中金は、平成17年に創立80周年を記念して、10億円規模の「公益信託 農林中金80周年森林再生基金」(FRONT80)を設定し、国内の荒廃 した民有林の再生により、地球温暖化防止などの森林の多面的機能が持続的に発揮されるよう、森林の再生と保護(保全)を通じた社会貢献事業を行ってきてい る。
その第4回目の助成を以下の事業について行うことを決めた。
▽未来へつなぐ、里山再生プロジェクト(富山県西部森組)
▽林地残材を有効に―低コスト生産システムの構築と分析(松阪飯南森組<三重県>)
▽大橋式作業道による「壊れにくい作業道開設」事業の実践(生栖生産森組<兵庫県>)
▽循環型林業地の形成〜林業収入の安定的確保〜(日南町森組<鳥取県>)
今回は、森林組合16件、生産森林組合2件、NPO法人3件の合計21件が応募。公益性、創造性などの観点から審査した結果、上記4事業、合計5400万円の助成が決定された。
これまでは3か年で13事業体に総額2億9200万円が助成されている。