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ファミリーマートが米粉商品を発売

‐JA全農と連携

  コンビニの(株)ファミリーマートは新潟県産コシヒカリを原料にした米粉パンなど米粉商品を3月24日から全国約7000店舗(北海道・北陸・沖縄を除く)で発売する。  米粉の原料には20年産で新規需要米として生産された新潟コシヒカリを使用。JA全農と伊藤忠ライス(株)が協力して供給する。 発売される商品は以下の5アイテム(括弧内は価格と米粉使用率)。(1)米粉きなこ蒸しパン(125円、30%)、(2)米粉パンつぶあん&マーガリン(115円、30%)、(3)米粉シュークリーム(105円、70%)、(4)米粉のショートケーキ(260円、70%)、(5)米粉のお好み焼き...

  コンビニの(株)ファミリーマートは新潟県産コシヒカリを原料にした米粉パンなど米粉商品を3月24日から全国約7000店舗(北海道・北陸・沖縄を除く)で発売する。
  米粉の原料には20年産で新規需要米として生産された新潟コシヒカリを使用。JA全農と伊藤忠ライス(株)が協力して供給する。
 発売される商品は以下の5アイテム(括弧内は価格と米粉使用率)。(1)米粉きなこ蒸しパン(125円、30%)、(2)米粉パンつぶあん&マーガリン(115円、30%)、(3)米粉シュークリーム(105円、70%)、(4)米粉のショートケーキ(260円、70%)、(5)米粉のお好み焼き(450円、100%)。
ファミリーマートでは03年に米粉ロールパンを使ったサンドイッチをはじめ、米粉の風味やコク、甘みなどを活かす商品を地区限定で随時販売するなど、米 粉商品メニューの可能性を追求してきたが、今回、JA全農との提携で新潟産コシヒカリの米粉を安定的に調達できることになったことから、全国規模での展開 ができるようになったという。
  同社によると最近は、消費者に自給率への関心が高く国産農産物への要望が強く、知名度抜群の新潟コシヒカリを使用して国産米の消費拡大もアピールしたい という。コンビニの米粉商品で原料米を産地指定するのは初めて。商品ごとにもっともおいしく仕上がる米粉使用量を調整した。価格も物流コスト低減などで小 麦原料の同一製品と同じ設定とした。
  包装紙には原料米の供給で連携する「全農」のロゴマークも添付。ファミリーマートでは「全農マークがあることで消費者に安心・安全を訴えることができる」と話す。
  売り上げ目標は年間10億円。今後もJA全農と協力し、商品カテゴリーを広げていくなど、国産米の消費拡大の一翼を担っていくとしている。

(2009.03.24)