加工食品の品質表示を定期的に調査している独立行政法人の農林水産消費安全技術センターは平成19年度の結果をまとめて3月26日発表した。昨年3月末 までの1年間に農水省の食品表示110番に寄せられたウォッチャーからの情報に係る商品も含めて5370の商品をJAS法に基づく基準に従って調査した。
遺伝子組み換え表示の対象食品は473商品を成分分析し、遺伝子組み換え原料が混入する可能性がある110の商品と、分析が不可能だった46商品につい ては製造業者について調べるなどした結果、全商品の分別生産流通管理が適正に行われ、表示は適切であると確認した。
また使用原材料についても1138商品の確認分析をしたが、表示の不適正は確認されなかった。
表示された数値の確認分析は397商品について実施し、うち5.8%に当たる23商品の表示が不適正と確認され、最も高率だった。